スエズ運河座礁事故 賠償金交渉で基本合意
エジプトのスエズ運河で大型コンテナ船が座礁した事故をめぐり、船を所有する日本の正栄汽船側とエジプト当局が賠償金の交渉で基本合意しました。
正栄汽船に船主責任保険を提供している「UKクラブ」は23日、船主側とスエズ運河庁が賠償金額などをめぐって基本合意し、正式な和解契約締結に向けて準備を進めていると発表しました。具体的な賠償額は明らかにされていません。
手続きが完了すればエジプト当局に差し押さえられているコンテナ船について解放への手続きが行われるということです。
事故では大型コンテナ船の座礁でほかの船舶が通行できなくなり、エジプト当局は、損害額は1000億円にのぼると主張していました。その後減額したものの船主側と金額をめぐる交渉が続いていました。