来月開幕する東京オリンピックの期間中に韓国の文在寅大統領が日本を訪れることについて、韓国国民の約６割が反対していることがわかりました。韓国メディアは、開会式出席は「事実上不可能になった」と伝えています。

韓国・リアルメーターが２８日に発表した世論調査によりますと、東京オリンピック期間中に、文大統領が日本を訪問することについて「反対」が６０．２％と「賛成」の３３．２％を大きく上回りました。

日韓関係が冷え込んでいることや東京オリンピックのホームページの日本地図に竹島が表示されているとして、ボイコット論が浮上したことなどが影響した可能性があります。

文大統領の日本訪問をめぐっては韓国政府から日本側に打診があったことがわかっていますが、韓国政府はこれまで態度を明らかにしていません。

調査を依頼した韓国ＹＴＮテレビは「差し迫る日程と否定的な世論を勘案すれば、開会式出席は事実上、不可能になったとみられる」と報じています。