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五輪の馬術で「金」バロン西氏の鞭が返還へ

2021年7月2日 15:44

東京オリンピックを前に、日本の馬術界で唯一のメダリストが使っていた鞭(むち)が、家族に返還されることになりました。

1932年に開催されたロサンゼルスオリンピックで花形競技だった馬術で、金メダルを獲得した西竹一氏。「バロン西」の名でも知られ、1945年の硫黄島の戦いで戦死しました。

ロサンゼルスのスポーツ振興財団が、西氏が馬術で使用していた鞭を保管していましたが、このほど、日本の家族に返還されることになりました。東京オリンピックを前に、返還をきっかけにして、西氏の功績を振り返ろうというものです。

バロン西のひ孫・西満彦さん
「馬術はそこまで知られていないスポーツかも知れないが、こういう話があったというのを、日本の方々に知っていただく良い機会」

鞭は、家族のもとに届けられた後、展示されることが検討されているということです。