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イスラエル国連大使「事務総長は辞任すべき」 グテーレス氏の発言に猛反発…コーヘン外相との会談キャンセル

2023年10月25日 17:30

イスラエル軍が地上侵攻への準備を進めるなか一連の武力衝突によるガザ地区の子どもの死者が2300人を超えました。

地上侵攻への準備を進めるイスラエル軍は、ガザ地区への空爆を強化しているとみられ、23日から24日にかけて400か所以上のイスラム組織「ハマス」の拠点を攻撃しました。ガザ当局は24日、「24時間のうちに704人が死亡した」と発表しました。1日の死者としてこれまでで最も多いとしています。

一連の武力衝突が始まってからのガザ地区の死者は5791人で、そのうち子どもが半数近い2360人にのぼるということです。

一方、イスラム組織「ハマス」による攻撃も続いています。イスラエル軍は24日、ハマスの戦闘員がガザ地区から海を経由してイスラエル側に上陸を試みたと発表しました。「上陸は阻止された」としていますが、ハマス側は「上陸に成功し、イスラエル軍と戦闘中」だと主張しています。

こうした中、国連の安全保障理事会でグテーレス事務総長は、テロを正当化することはできないとしつつ、「ハマスによる攻撃は理由なしに起きたものではない。パレスチナの人々は56年間、苦しい占領下に置かれてきた」と指摘しました。これにイスラエル側は猛反発し、コーヘン外相とグテーレス氏との会談をキャンセルしました。

イスラエル・エルダン国連大使
「事務総長は辞任すべきだ。我々が求めたとおり今すぐに謝罪しなければ、国連の存在は正当化されないからだ」

国連大使はグテーレス氏の辞任を求め、抗議の姿勢を示しています。