トルコ大統領選・決選投票 現職エルドアン氏の再選決定
トルコで28日、大統領選挙の決選投票が行われ、現職のエルドアン大統領の再選が決まりました。
トルコの大統領選は今月14日に行われた投票で、エルドアン大統領がリードしたものの過半数の得票に達しなかったため、28日、エルドアン大統領と野党統一候補のクルチダルオール氏による決選投票が行われました。
さきほど、暫定の開票結果が公表され、エルドアン大統領が52.14パーセント、クルチダルオール氏が47.86パーセントの得票率で、エルドアン大統領の再選が決まりました。
これに先だって、エルドアン大統領は支持者らを前に事実上の勝利宣言を行い、「今後5年間、国を統治する責任を与えてくれた国民一人ひとりに感謝したい」と述べました。
地元メディアは、「インフレや高い失業率などの課題が待ち受けている」として、再選を果たしたものの、接戦にもつれたことなども踏まえ、エルドアン大統領は厳しい政権運営を迫られると報じています。