中国・習主席、マクロン仏大統領と北京で会談 ウクライナ“和平交渉”再開を呼びかけ
中国の習近平国家主席が、フランスのマクロン大統領と北京で会談し、ウクライナ情勢をめぐり、和平に向けた交渉を再開するよう呼びかけました。
会談でマクロン大統領は、ウクライナ情勢をめぐり「ロシアを正気に戻し、全ての人を交渉のテーブルに戻すため、中国の役割に期待している」とのべました。
これに習主席は「中国は和平を促進し、話し合いによる政治的な解決を促す」と応じ、ロシアとウクライナの和平交渉の再開に向け、仲介役への意欲をアピールしました。
両者はまた、核兵器の使用に反対する考えを改めて強調しました。
先週のスペインの首相の訪問に続いて今回、マクロン大統領に加え、EU(=ヨーロッパ連合)のフォンデアライエン委員長も北京を訪れています。
中国としてはヨーロッパの首脳らとの関係を深めることで、アメリカによる中国包囲網に、くさびを打ち込みたい思惑もあるとみられます。