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「私はロシア国籍を捨てる」オンライン銀行創業の大富豪がプーチン政権を批判

2022年11月1日 20:06
「私はロシア国籍を捨てる」オンライン銀行創業の大富豪がプーチン政権を批判
ティンコフ氏インスタグラムから

ロシアの大富豪オレグ・ティンコフ氏が1日、「私はロシアの国籍を捨てる」とSNSに投稿しました。「ウクライナに侵攻するファシズム政権とは付き合えない」と述べてプーチン政権を批判しています。

オレグ・ティンコフ氏は、ロシアのオンライン銀行「ティンコフ銀行」の創業者で、現在は国外に住んでいるとみられます。

当初からロシアによるウクライナ侵攻を批判していて、10月31日に「ロシア国籍の放棄」をSNSに投稿しましたが、削除されていました。

改めて投稿した1日のSNSでは、削除は「クレムリンの仕業に違いない」とした上で、改めて「ロシアがウクライナに侵攻し、罪のない人々を殺し始めたら、私はロシアの国籍を捨てると決めている。プーチンのファシズム政権とは付き合えない」と国籍放棄の理由を語り、プーチン政権を批判しました。

また、自らの名前がついたオンラインのティンコフ銀行についても「人殺しと血のコラボをする銀行が、自分の名前が結びつくのは嫌だ」として、銀行名の取り消しを求めています。

ティンコフ氏はロシアの長者番付に載る大富豪で、西側からも「制裁対象者」にリストアップされています。

ロシアメディアによりますと、この長者番付に載る富豪で2022年にロシア国籍を放棄した人物としては5人目だということです