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露ミサイル“目標に正確に命中する性能に至ってない”英分析

2022年7月3日 1:01

ロシア軍によるウクライナへのミサイル攻撃が激しくなる中、民間施設の被害が相次いでいます。

1日、南部のオデーサの集合住宅が攻撃を受け、少なくとも21人が死亡しました。

穀物輸出の主要な港がある南部オデーサ州で1日、ミサイルが集合住宅や療養施設に着弾しました。映像からは集合住宅の一角が跡形もなく破壊されたのが分かります。

ロシア側は「民間人を標的にしていない」と関与を否定し続けていますが、ウクライナ側は少なくとも21人が死亡したと明らかにして非難しています。

ゼレンスキー大統領「これはロシアの意図的なテロであり、間違いや偶発的なミサイル攻撃ではない」

また、イギリス国防省は最新の分析で、今回のオデーサへのミサイルや、先月27日に中部クレメンチュクのショッピングモールを直撃したミサイルは、本来対艦ミサイルとして開発されたものとみられ、地上の目標に正確に命中する性能には至っていないとの見方を示しました。その上で、ここ数週間、繰り返し民間人の犠牲者を出す結果になっていると指摘しました。