ロシア軍 ウクライナ南部も攻撃…集合住宅に被害
ロシア軍によるウクライナへのミサイル攻撃が激しくなる中、民間施設の被害が相次いでいます。1日、南部のオデーサの集合住宅が攻撃を受け、少なくとも21人が死亡しました。
穀物輸出の主要な港がある南部オデーサ州で1日、ミサイルが集合住宅や療養施設に着弾しました。集合住宅の一角が跡形もなく破壊されたのが分かります。
ロシア側は「民間人を標的にしてない」と関与を否定し続けていますが、ウクライナ側は少なくとも21人が死亡したと明らかにして非難しています。
ゼレンスキー大統領「これはロシアの意図的なテロであり、間違いや偶発的なミサイル攻撃ではない」
また、東部ルハンシク州の最後のとりでとされるリシチャンシクについて、ロシア国防省は、製油所や炭鉱、集落を制圧しウクライナ軍を撤退させていると強調しました。
一方、アメリカのバイデン政権は1日、ウクライナへの追加の軍事支援として、中距離の地対空ミサイル2基と、最大15万発の155ミリりゅう弾砲の砲弾、また対砲兵レーダーや、高機動ロケット砲システムHIMARSの弾薬など、総額8億2000万ドル、日本円で1100億円相当を供与すると発表しました。