韓国駆逐艦で感染者 大規模集団感染の懸念
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韓国国防省は15日、アフリカのソマリア沖に派遣されている海軍の駆逐艦で、乗組員6人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。このほか、およそ80人が症状を訴えていて、感染者はさらに増えるものとみられます。
韓国国防省などによりますと、ソマリア沖に派遣されている駆逐艦の乗組員の多くが風邪の症状を訴えたため、6人を対象にPCR検査を行ったところ、6人全員が新型ウイルスに感染していることが確認されました。
このほかに乗組員およそ80人が症状を訴え、隔離されている状態だということです。
韓国メディアによりますと、軍は今後、全乗組員300人あまりを対象にPCR検査を行う予定ですが、全員がワクチンを接種しておらず、大規模な集団感染への懸念が高まっています。
これを受け、文在寅大統領は「医療チームや治療のための物資などをできる限り迅速に現地に投入するように」と指示しました。