イラク駐留米軍 年内に戦闘任務終了へ
アメリカ・イラク両政府は26日、イラクに駐留するアメリカ軍が、年内に戦闘任務を終了すると発表しました。
バイデン大統領「年末までには、戦闘任務は終了しているだろう」
バイデン大統領は26日、イラクのカディミ首相とホワイトハウスで会談し、イラクに駐留するアメリカ軍が、年内に戦闘任務を終了すると明らかにしました。
イラクには現在、およそ2500人のアメリカ軍が駐留しています。会談後に発表された両政府の共同声明では、アメリカ軍の役割はイラク政府や軍への訓練、助言、情報共有などに移行し、「12月31日までにイラクで戦闘任務に携わるアメリカ軍はいなくなる」としています。
アメリカ軍は来月末までにアフガニスタンからも完全撤退する予定で、バイデン政権としては、アフガン戦争、イラク戦争以来のアメリカ軍の駐留を終わらせ、政権の成果としてアピールしたい狙いです。