カナダで起こった森林火災による煙の影響で、アメリカ北東部のニューヨークは7日、世界最悪レベルの深刻な大気汚染に見舞われました。

カナダ東部で続いている森林火災による煙は、国境を越え、数百キロ以上離れたアメリカ北東部一帯まで到達し、ニューヨークは7日、空がオレンジ色に曇りました。

ニューヨークの大気汚染指数は、「危険」な水準を超え、7日午後、世界の主要都市で最悪の水準となりました。

ニューヨーク住民「この空は気持ち悪いですね。きのうも良くなかったけどきょうよりは明るかった」

フロリダからの観光客「こんなことはないので怖い。またみんなマスクをしているのが変な感じ」

煙の影響で、ニューヨークを発着する航空便に遅れや欠航が出ているほか、メジャーリーグ・ヤンキース戦などが中止となりました。

ニューヨーク市のアダムズ市長は家にとどまることを呼びかけ、外出する場合は、マスクの着用を呼びかけています。