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タリバン幹部“民主主義は一切存在しない”

2021年8月19日 22:00

アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義勢力タリバンの幹部は、新たな政権について「民主主義的な制度は一切存在しない」と述べ、あくまでイスラム法に基づき国を運営する考えを示しました。

タリバン幹部「我が国には基盤がないので、民主主義的な制度は一切存在しない」

タリバンの幹部はロイター通信の取材に対して、「女性が学校に行くことは許可されている」などと話し、女性の権利は尊重する姿勢を示しました。しかし、民主主義については完全に否定していて、かつての人権を抑圧した統治に戻るのではと懸念されています。

こうした中、国営放送の女性キャスターは18日、SNSで「勇気を出して職場に行ったが、タリバンが仕事を始めることを許さなかった」と明かしました。

タリバンの兵士は「政権が代わった。家に帰れ」などと言ったということで、女性は命の危険があると訴えました。