マレーシア 新首相にイスマイルサブリ氏
新型コロナウイルスの感染対策の失敗などで、首相が辞意を表明したマレーシアで20日、国防相を務めてきたイスマイルサブリ氏が新たな首相に任命されました。
マレーシアの国王は20日、ムヒディン政権で国防相を務めてきたイスマイルサブリ氏を新たな首相に任命すると発表しました。
ただ、首相就任に必要な下院議員の過半数の信任をかろうじて確保した状態で、当面は不安定な政権運営を強いられることになります。
マレーシアでは新型ウイルスの感染拡大に歯止めが掛かっておらず、ムヒディン首相は、感染対策の失敗などを理由に任期途中で辞意を表明しました。
イスマイルサブリ氏にとっても、感染の早期封じ込めと景気回復が重要課題となります。
首相就任の宣誓式は21日午後行われます。