「丸亀製麺」韓国撤退 事業回復見通せず
うどんチェーン「丸亀製麺」が今月、韓国のすべての店舗を閉め、事業から撤退しました。長引くコロナ禍で事業回復が見通せないことなどが理由だということです。
「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングスによりますと、韓国国内の丸亀製麺の店舗は今月15日に営業を終え、事業から撤退しました。
丸亀製麺は2012年に韓国に進出し、明洞(ミョンドン)や江南(カンナム)などに最大で12店舗を構えましたが、撤退時点では3店舗まで減らしていました。
トリドールの広報によりますと、2019年7月以降、韓国で起きた日本製品の不買運動にともない売り上げが一時減少したものの、その後、回復。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で韓国での飲食店の営業制限が長引く中、売り上げが低迷し、回復の見通しが立たないことから、撤退を決断したということです。
韓国では集まって飲食する人数や、夜の営業時間を制限する罰則をともなった厳しい感染対策が続いていて、日本企業もそのあおりを受けた形です。
【写真】韓国での「丸亀製麺」閉店を伝える案内 トリドールコリアHPより