激しい罵り合いも…ブラジル大統領選で最後の討論会
南米ブラジルで2日に行われる大統領選挙を前に最後の討論会が行われ、現職のボルソナロ大統領と左派のルラ元大統領が、互いの汚職疑惑を激しく罵(ののし)り合いました。
ブラジル大統領選挙は、再選を目指す現職で右派のボルソナロ大統領と、左派のルラ元大統領の事実上の一騎打ちとなっています。
選挙戦最後の討論会では、ボルソナロ大統領とルラ氏が互いの汚職疑惑について罵り合う場面もみられました。
ルラ元大統領「究極に不謹慎なことを言うな。正気の沙汰とは思えない。国民とともに選挙であなたを自宅に送り帰してやる」
ボルソナロ大統領「あなたは何も知らない。ウソはやめろ。恥を知れ」
選挙戦では、ルラ氏が掲げる低所得者層への給付金政策が貧困層から絶大な支持を集め、最新の世論調査では、ルラ氏の支持率が50%で、ボルソナロ大統領の36%に対しリードを広げています。
2日の投開票で有効投票の過半数を獲得する候補がいない場合、30日に2候補による決選投票が行われます。