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【8分30秒のあいさつ全文】西武の内海哲也 「僕も最後の最後まで準備します」CS争い続けるチームとともに今季最終戦まで

2022年9月20日 6:26
【8分30秒のあいさつ全文】西武の内海哲也 「僕も最後の最後まで準備します」CS争い続けるチームとともに今季最終戦まで
引退セレモニーであいさつする内海哲也投手
プロ野球・西武の内海哲也投手が今季限りでの引退を発表し、19日の楽天戦後に引退セレモニーが行われました。

セレモニーでは内海投手が15年間在籍した巨人の先輩や恩師が多数登場。球場には巨人時代のグッズやユニホームを手にした巨人ファンも多く駆けつけました。

引退セレモニーは行ったものの、今季最終戦まで戦力として戦うことを誓った内海投手。球場内を一周し、ファンに感謝の気持ちを伝えると、ベンチ前で整列する西武のメンバー1人ひとりと握手をして言葉を交わしました。そして最後は胴上げで3回宙を舞うと、内海投手からは笑顔がはじけました。

▽以下、内海哲也投手の引退セレモニーのあいさつ

まず初めにこのような舞台を用意していただいた、埼玉西武ライオンズ球団関係者の皆様、監督、コーチ、選手の皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。そしてお付き合いいただきました、東北楽天ゴールデンイーグルスの皆様、そして最後まで、球場に残って応援していただいたファンの皆様、ありがとうございます。

私、内海哲也は今シーズンを最後に現役を引退します。

振り返れば、祖父もプレーしたジャイアンツからプロ野球人生がスタートしました。入団会見の日、亡き祖父を思い出すかのようにユニホームに手を触れ、涙を流した祖母の姿は今でも忘れられません。

現役生活、19年間、堀内(恒夫)監督、原(辰徳)監督、高橋(由伸)監督、辻(発彦)監督の下、プレーをさせていただきました。堀内監督にはチャンスをいただき、原監督には責任を持たせていただき、高橋監督には再びはい上がるチャンスをいただき、辻監督には新たな経験、挑戦をさせていただきました。今季達成した2000投球回、135個の勝ち星は僕を使ってくれた4人の監督のおかげです。ありがとうございました。

入団当初、プロ野球という世界のレベルの高さに圧倒され、「無理かもしれない」と思ったこともありましたが、あきらめず、泥臭く、自分らしく頑張ってきました。それを支えてくれたのが今まで指導していただいたコーチの方々、厳しくも愛情を持って接してくださった先輩方、ともに高みを目指し、切磋琢磨(せっさたくま)した同世代の仲間たち、僕を慕ってくれたかわいい後輩たち、僕を支えてくれた全ての方々のおかげでここまでプレーすることができました。ありがとうございました。

その中でも一番近くで支えてくれた家族に感謝の思いを伝えさせてください。

おかん、若い頃はいろいろ大変なことがありました。それでも、野球をやらせてくれ、丈夫な体に産んでくれたおかげでここまで、野球をすることができました、ありがとうございました。

妻、サトコ、ともに笑い、ともに泣き、子どもたちが小さいときに特に大変だったと思います。それでもいつもそばで支えてくれ、一生懸命サポートしてくれました、感謝しかありません。あなたがいなければここまで頑張ってこれなかったと思います。ありがとうございました。

子どもたち、辛く苦しく心が折れそうになったとき、あなたたちの存在に救われ、「パパ、頑張れ」、その言葉に何度も奮い立ち、マウンドに立つことができました。ありがとう。これからはあなたたちの番です。それぞれの夢に向かって1日を大切に頑張ってください、応援します。

そして、残っていただいている炭谷銀仁朗選手。4年前、ライオンズに移籍する時に「すみません」と謝ってくれましたが、この4年間で素晴らしい経験をすることができました。本当にありがとうございました。

でも、東京ドームで打たれたホームランは忘れません(笑)。まだまだ野球人生は続くと思います、これからも頑張って下さい、応援してます。

ライオンズファンの皆様、期待に応えられず、申し訳ありませんでした。それでもいつも温かい声援や拍手をいただき、どれだけ勇気づけられたか分かりません。ありがとうございました。4年間のほとんどの時間を隣にあるカーミニークフィールドで若い選手と一緒に頑張ってきました。いきのいい将来楽しみな選手がたくさんいます。

しかし、近くて遠いこの場所は簡単に来ることができる場所ではありません。僕自身若い頃から、がむしゃらに練習し、今も変わらず19年間やり抜いたつもりです。練習はウソをつきません。それは自分自身、身をもって感じたからです。ファンの皆様、この壁を乗り越え、1軍の舞台で活躍する選手たちを楽しみに待っていてください。

ジャイアンツファンの皆様、「恵まれた力」から始まるあの応援歌は僕の宝物です。昨年の交流戦、東京ドームで投げた際、マウンドに上がるときのあの声援、拍手は一生忘れません。ライオンズに移籍しても変わらず応援していただき本当にありがとうございました。

最後になりますが、ライオンズは今、チーム一丸となり全力で戦っています。僕も最後の最後まで準備します。ライオンズファンの皆様一緒に戦っていきましょう。本日は本当にありがとうございました。