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カブールの空港「米軍の規模縮小を開始」

2021年8月29日 6:41

アメリカ国防総省はアフガニスタンからの今月31日までの完全撤退に向け、首都・カブールの空港にいるアメリカ軍の規模の縮小を開始したと明らかにしました。

国防総省は、カブールの空港で退避の支援にあたる兵士らの規模を縮小するとともに、機材の撤収も開始したと明らかにしました。27日の時点で、空港には兵士5000人以上が展開しているとしていましたが、今後は人数を明らかにしないとしています。また、国務省は、出国を希望するアメリカ人は残り約350人だとしています。

一方で国防総省は、27日に行った過激派組織「イスラム国ホラサン州」への無人機による空爆で、2人を殺害、1人を負傷させたと発表しました。

また、26日の自爆テロ事件で犠牲となったアメリカ兵13人の氏名や年齢を公表しました。ほとんどの兵士は20代前半で、すでに遺体は帰国の途についています。