米国防総省“UFO報告書”提出へ 内容は
アメリカの国防総省が今月、議会に提出する予定のUFO(=未確認飛行物体)に関する報告書について、アメリカの有力メディアは、UFOが「宇宙人の乗り物」だとする証拠は「見つかっていない」と分析していると報じました。
有力紙「ニューヨーク・タイムズ」によりますと、国防総省は報告書の中で、過去20年間に起きた120件以上の「目撃情報」を分析しています。その結果、UFOが「宇宙人の乗り物」だとする証拠は「見つかっていない」としているということです。
一方で、目撃された物体が急加速したり、方向転換したりする動きの原因は説明できないとしており、宇宙人の乗り物である可能性を完全には排除しない内容になっているとしています。
国防総省は、去年4月、空中を飛行する物体のようなものをとらえた映像を「未確認空中現象」として公開しました。
その後、去年8月には、UFOの分析に取り組む作業部会が設置され、今月中に、議会に報告書を提出することになっています。
ただ、提出される報告書には、一部、非公開の内容も含まれるため、アメリカ政府関係者は、「宇宙人に関する極秘のデータが含まれているという臆測は残り続けるだろう」と述べているということです。
(ニューヨーク・タイムズによる)