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“自動化”急加速 飲食店も配達も… 中国

2021年8月30日 19:08

中国・上海にある食堂。あることが理由で、今、大人気だといいます。厨房(ちゅうぼう)をのぞいてみると…

記者
「黄色いロボットが…、扉が開いて来ていますね。調理が始まっているんでしょうか」

実はここ、ロボットが自動で料理を作ってくれる「AI食堂」です。

ロボットは、焼く・蒸す・煮るなどを使い分けるだけでなく、AIがその日の気温や湿度によって、調理時間を調整。なんと、10分で最大200人分の料理を作ることができるといいます。


「ロボットが作った料理がいいです。食材も非常に清潔で味もいい。毎週3~4回はここで食べています」

味だけではなく、新型コロナウイルスの感染対策も人気の理由です。

急速に自動化を進めている中国。

中国ではすでに、スーパーでの買い物もスマホのアプリで注文して、配達してもらうのが一般的だといいますが、ここにも自動化の波が押し寄せています。

記者が実際に体験してみました。

記者
「スーパーのアプリをたちあげました。その中で、すいかを買ってみましょうか」

アプリで注文してから待つこと20分。現れたのは、軽自動車よりも二回りほど小さい車です。もちろん自動運転です。

パネルに暗証番号を入力すると、無事、注文したすいかを受け取ることができました。

センサーで周囲の車や歩行者の速度も認識し、衝突を避けるというこの自動配達車。去年から上海で導入されていて、3年以内に100台に増える予定だということです。