“戦闘の一時停止”決議案 米国が拒否権行使 国連安保理
国連の安全保障理事会は18日、イスラエルとイスラム組織「ハマス」との戦闘の一時停止を求めた決議案を採決しましたが、アメリカが拒否権を行使し否決されました。
国連の安全保障理事会は18日、イスラエルとイスラム組織「ハマス」との戦闘をめぐって、人道的支援のために戦闘の一時停止を求めるブラジルが提出した決議案の採決を行いました。
採決の結果、日本など12か国が賛成し、採決に必要な9か国以上の賛成は得られましたが、アメリカが拒否権を行使し決議案は否決されました。
アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は反対した理由について、「決議案にはイスラエルの自衛権について言及がなかったことに失望している」と指摘し、「バイデン大統領やブリンケン国務長官が行っている外交を展開させる必要がある」と説明しました。