韓国SLBM 潜水艦からの発射試験に成功
韓国が開発しているSLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)について、韓国メディアは、潜水艦からの発射試験に成功し、実戦配備が間近だと伝えました。
7日付の韓国紙「東亜日報」によりますと、北朝鮮に対抗するために開発が進んでいるSLBMについて、韓国軍が最近、潜水艦からの発射試験に2度、成功したということです。
ミサイルを発射管からガスの圧力でいったん海上に押し出した後、空中でエンジンに点火させる技術も、正常に動作したと伝えています。
今月中旬に最終発射試験を行い、その後、実戦配備に入るとしていますが、これらは公表されておらず、北朝鮮への刺激を避けたものとみられます。
文在寅政権はアメリカに依存しない「自主国防」を掲げて国防費を大幅に増大させ、来年の国防予算は5兆円あまりと日本の防衛費とほぼ同じ水準です。
また、韓国のミサイル射程などを制限してきた「米韓ミサイル指針」が今年5月に撤廃されていて、ミサイル能力の強化はさらに進むものとみられます。