中米で台湾と断交し、中国と国交を樹立する動きが相次ぐ中、台湾の蔡英文総統は、グアテマラのジャマテイ大統領と会談し、外交関係の維持と連携強化を確認しました。

蔡英文総統は31日、経由地として滞在していたニューヨークを出発した後、グアテマラに到着し、ジャマテイ大統領と会談しました。

AP通信などによりますと、ジャマテイ大統領は、「台湾政府を全面的に支持し、台湾を独立国家として認める」と述べました。これに対し、蔡総統は「台湾への支持に感謝したい」と応じるなど、両首脳は外交関係の維持と連携強化を確認しました。

中米では、台湾と断交し、中国と国交を樹立する動きが相次いでいて、蔡総統としては、直接訪問することにより、外交関係を維持する国をつなぎ止める狙いがあるとみられます。

蔡総統は、この後ベリーズを訪問した後、再びアメリカに立ち寄り、ロサンゼルスでマッカーシー下院議長と会談する見通しです。