イグ・ノーベル賞 日本人が15年連続受賞
人々を笑わせ、考えさせる業績に贈られる「イグ・ノーベル賞」が発表され、日本人研究者が15年連続で受賞しました。
イグ・ノーベル賞は例年、アメリカの名門ハーバード大学で授賞式が行われますが、新型コロナウイルスの影響で今年も去年に続きオンラインで行われました。
今年は「動力学賞」として、京都工芸繊維大学の村上久助教と東京大学先端科学技術研究センターの西成活裕教授ら4人が受賞しました。
4人は、赤と黄色の帽子をかぶった2つの歩行者の集団によるユニークな歩行実験を行い、なぜ歩行者は他の歩行者とぶつかるのかを研究しました。その結果、「歩きスマホ」などで注意をそらされた歩行者がその周りの歩行者の動きにも影響を与え、歩行中の衝突回避が難しくなることを発見したことが評価されました。
日本人の受賞は15年連続で、受賞者には通貨としての価値がない10兆ジンバブエドル札などが贈られました。