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退避支援対象アフガン人10人 自力で出国

2021年9月11日 12:07

イスラム主義勢力タリバンの暫定政権が発足したアフガニスタンで、日本政府の退避支援対象になっているアフガン人10人が、陸路を使い自力で隣国のパキスタンに出国していたことが分かりました。

アフガンでは先月、日本大使館などに勤めていたアフガン人らおよそ500人が自衛隊機での国外退避を希望していましたが、治安の悪化により、実現していませんでした。

その後も出国の支援が模索されていましたが、日本政府関係者によりますと先月下旬、JICA(=国際協力機構)に勤めるアフガン人職員2人と、その家族あわせて10人が、アフガンから隣国パキスタンに出国したということです。

10人は陸路を使ってパキスタンに脱出し、日本政府に支援を求めていたということです。

10人の中には、幼い子どもも含まれ既に日本のビザも発行されているということで、12日にも日本に向かい日本国内で保護される見通しです。