一般道を軍用機滑走路に転用する訓練 台湾
中国による武力侵攻を想定した大規模な軍事演習が続く台湾で、一般道を軍用機の滑走路に転用する訓練が行われました。
台湾軍は15日朝の演習で、中国軍のミサイル攻撃により空軍基地が破壊されたという想定で、台湾南部の一般道を滑走路に転用し、戦闘機などの軍用機が離着陸する訓練を行いました。演習を視察した蔡英文総統の足元には、横断歩道のような模様が見えます。
この軍事演習は、中国軍によるサイバー攻撃や上陸作戦など様々な局面を想定し、毎年行われているもので、中国をけん制する狙いもあるとみられます。
「台湾統一」を掲げる中国・習近平政権は、武力行使も辞さない姿勢を見せていて、台湾はアメリカから武器を購入しているほか、ミサイルの自主開発にも力を入れるなど緊張が高まっています。