台湾軍は中国による武力侵攻を想定した大規模な軍事演習を行い、市街地を多数の軍用車両が走行するなど緊張感に包まれました。

この軍事演習は今年で３７回目で、中国によるミサイル攻撃や上陸作戦など様々な武力侵攻を想定して毎年行われています。

１４日未明には多数の戦車や装甲車が市街地の道路を走行して配置につく訓練などが行われました。

また、１５日はミサイル攻撃で空軍基地が破壊されたという想定で、一般道を臨時の滑走路にして戦闘機が離着陸する訓練が行われます。

台湾統一を「中国共産党の歴史的任務」と位置づける習近平政権は、武力行使も辞さない構えで台湾への圧力を強めています。

一方、蔡英文総統はＳＮＳに「世界に対して、台湾が自分たちの家を守る決意を示す時だ」と投稿しています。