韓国軍は１５日、アメリカとの合同軍事演習を１６日から実施すると発表しました。規模を縮小し図上での演習にとどめますが、北朝鮮の反発も予想されます。

韓国軍によりますと、米韓の合同軍事演習は１６日から９日間の日程で、実際に兵器を使わないシミュレーションを中心に規模も縮小して行われます。

理由については新型コロナウイルスの流行に加え、朝鮮半島の平和定着のための外交努力を考慮したとして、北朝鮮に配慮したことを示唆しています。

ただ、北朝鮮側は今月１０日に始まった事前演習の段階で、金正恩委員長の妹・与正氏が「必ず代価を支払うことになる自滅的な行動だ」と強く批判。

その翌日にも別の高官が「途方もない安保危機に近づいている」などと警告していて、今後、軍事的な対抗措置に踏み切る可能性もあります。