カブール暫定市長 女性職員を自宅待機に
イスラム主義勢力タリバンが支配するアフガニスタンで、首都カブールの暫定市長は19日、市の女性職員に対して原則、自宅待機を命じました。
AP通信などによりますと、タリバンが実権を握る前、カブールにはおよそ3000人の市職員がいて、そのうち3分の1近くが女性でした。
この女性職員について、カブールの暫定市長は会見で、今後の決定が出るまでの間、男性が代われない一部の仕事に就く女性を除いて、自宅待機を命じたことを明らかにしました。
この決定を受け、カブールでは女性らが社会参加を求めて抗議デモを行いました。女性の権利が抑圧されることに反発の声が強まっています。
一方、カブールでは、日本の中学・高校にあたる中等教育が再開されましたが、出席したのは男子生徒のみで、女子生徒の姿はありませんでした。
タリバン側は、女子生徒の登校に向けた準備をしていると述べていますが、時期については明言していません。