アフガン出身女性、民族衣装でタリバン抗議
イスラム主義勢力・タリバンが女性の服装を制限することに反発し、アフガニスタン出身の女性たちが、色彩豊かな伝統衣装を着て、SNS上で抗議活動を行っています。
タリバンは大学で男女が一緒に学ぶことを禁止し、女子学生には髪を覆うスカーフの着用を義務づけました。
これに対して、アフガン出身の女性たちがSNSに伝統衣装を着た写真を投稿し、女性の権利を守るよう訴える活動を行っています。アフガン出身で、現在、イギリスに住むエラハさんもその1人です。
アフガン出身・エラハさん「刺しゅうは手作りで、たくさんの芸術と歴史があります。伝統的な衣装を着ると、100%自らの文化とのつながりを感じます。女性には好きな服を着る選択肢があるべきだと、世界に発信したい」
ノルウェーに住むソフィアさんも、タリバンによる服装の強要は受け入れられないと話します。
アフガン出身・ソフィアさん「アフガンの女性は変わりました。自分たちの権利を認識し、権利のために闘っています。タリバンは20年前と同じかもしれませんが、いまのアフガン女性は20年前とは違うことをタリバンは知る必要があります」
ソフィアさんは、自由のために命を懸けて闘っているアフガンの人たちの声を広めていきたいと話しています。
「アフガンからの声#7」