プーチン大統領「紛れもないテロ行為」報復示唆 ベルゴロド州にウクライナ軍が攻撃、25人死亡
ロシアのプーチン大統領は1日、西部ベルゴロド州で25人が死亡したウクライナ軍の攻撃について、「紛れもないテロ行為だ」と述べさらなる報復を示唆しました。
ロシア西部のベルゴロド州では先月30日、ウクライナ軍の攻撃により、25人が死亡、100人以上がケガをしました。
プーチン大統領は1日、モスクワ近郊の病院を訪問した際、「ベルゴロド州で起きたことは紛れもないテロ行為だ」「(ウクライナは)罰せられないわけにはいかない」と述べ、さらなる報復を示唆しました。
その理由について、ウクライナ軍が「多連装ロケット砲で街の中心部を攻撃したからだ」としています。
多連装ロケット砲は、複数のロケット弾を一斉に発射できるシステムですが、命中精度が低いとされていて、広い範囲を「数」で攻撃する兵器です。
今回のウクライナ軍の攻撃は、ロシア軍が先月29日、ウクライナ各地に大規模攻撃を仕掛け、41人が死亡したことへの報復とみられます。
1日にはロシア軍が再びウクライナ各地を攻撃し、南部オデーサ州で1人が死亡するなど、攻撃の応酬が続いています。