プーチン氏とゼレンスキー氏がそれぞれ新年のメッセージ 国民に団結を求める
ロシアのプーチン大統領と、ウクライナのゼレンスキー大統領は12月31日、それぞれ新年のメッセージを発表し、国民に団結を求めました。
ロシア・プーチン大統領「我々はさらに強くなる。私たちはひとつだ。これこそがロシアの未来を保証する最も確かなものだ」
プーチン大統領は演説で、「ロシアを分断し発展を止める勢力は存在しない」と述べた上で、「祖国の運命は1人1人にかかっている。私たちはひとつなのだ」と呼びかけ、国民に団結を求めました。
1年前の演説では軍服姿の人たちに囲まれ、勝利を訴えていましたが、今年は一転し、従来のスタイルで、平穏を演出する形を取りました。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領も新年のメッセージを発表し、「勝利は与えられるものではなく、勝ち取るものだ」とした上で次のように述べました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「新年に何がもたらされるかはわからない」「何があっても我々はより強くなるだろう」
ゼレンスキー大統領は、EU(=ヨーロッパ連合)への加盟交渉の開始や、黒海からの穀物輸出の実現を挙げ、「ウクライナ人は団結すれば強い」と述べ、ロシアとの戦いで一歩も譲らない姿勢を示しました。