ロシア政府は9日、日本と結んでいた「核兵器廃絶協力」に関する二国間協定から離脱すると一方的に発表しました。
ロシアのミシュスチン首相は9日、日本との核兵器廃絶協力に関する二国間協定の終了を命じる文書に署名し、文書を公式サイトに掲載しました。
核兵器廃絶協力協定は、旧ソ連諸国の非核化を進めるために日本が1993年から1994年にかけてロシア、ウクライナ、カザフスタン、ベラルーシの旧ソ連4か国と個別に結んだ二国間協定です。ロシアとの協定では、「削減される核兵器の廃棄支援に協力」することなどがうたわれています。
離脱についてロシア政府は、理由を明らかにしていませんが、国営ロシア通信は、日本がロシアに対して経済制裁を科している現状などを踏まえ「対話を継続する可能性はないと外務省が考えているためだ」と報じています。
■画像：ロシア連邦政府HPから
