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“北ミサイル”韓国軍「迎撃が可能」と分析

2021年9月29日 16:34

29日、北朝鮮メディアが発射実験を報じた極超音速ミサイルについて、韓国軍は開発の初期段階で迎撃が可能なレベルとの分析を示しました。

29日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、北朝鮮・国防科学院が28日、慈江道都陽里で新たに開発した極超音速ミサイル「火星8」の初めての発射実験を行ったと伝えました。

これについて韓国軍は、探知した速度などから「開発の初期段階で、実戦配置までには相当の期間が必要」との分析を示しました。その上で、米韓でミサイルの「探知および迎撃が可能なレベル」だと強調しています。

一方、韓国の専門家は今回のミサイルについて、既存の弾道ミサイルをベースにして、先端の弾頭部分に極超音速で飛行させる滑空体を組み合わせたものと分析しています。

その上で、飛距離や速度など全てが完全ではなかったものの、北朝鮮が実験を報道したことから、初期段階としての目的は達成したとの見方を示しました。

写真:9月29日付「労働新聞」より。