新総裁に岸田氏 中国は関係改善へ期待感
自民党の新たな総裁に岸田文雄前政調会長が選ばれたことを受けて、中国政府は今後の日中関係について「健全で安定した発展を望む」とコメントしました。
中国外務省報道官「中国は日本の新しい政権と協力し、中日関係を正しい軌道に乗せ、健全で安定した発展を推進させることを望む」
中国外務省の報道官はこのように述べ、岸田新政権が発足した後、日中関係が改善に向かうことに期待感を示しました。
また、中国共産党系のメディア「環球時報」は総裁選中に岸田氏が訴えた対中政策を取り上げ、「とても強硬だった」と振り返る一方で、岸田政権発足によって外交政策に「本質的な変化は起きないだろう」と分析しています。
さらに「岸田氏は元々ハト派で政権発足後に、極端にタカ派的な路線を歩むとは限らない」とする専門家のコメントも掲載しています。