洪水で浸水したレストランに客が殺到 タイ
胸のあたりまで水につかった仏像。270年以上前に建てられた寺院が水につかってしまいました。
寺院が浸水 僧侶
「洪水を防ごうと1か月準備しましたが、うまくいきませんでした」
タイ中部の観光地アユタヤでは9月末の台風の影響で、チャオプラヤ川が氾濫、街の広い範囲が浸水しました。
別の街ではゾウの小屋にも水が押し寄せ、親子のゾウがパニックになり、急きょ避難させることにしました。
タイ全土で8人が死亡、26万人あまりが自宅浸水などの被害を受ける中、驚きの光景も見られました。
道路にあふれた水につかってピースする子供たち。
Q.なぜここに来たの?
「水遊びです」
洪水で浸水した道路に大勢の人が集まり、水遊びを楽しんでいます。やってくる人たちを目当てに屋台まで出店。
屋台を出した人
「町から来ました」
Q.ここはもう観光地?
屋台を出した人
「そうですね」
また、店の中まで浸水した川沿いのレストランは、洪水を機に予約がとれないほど人気になっています。
その理由は“波”です。
波が押し寄せる度に席の上に立つお客さん。ネットでは安全を心配する声も上がる一方で、この“ちょっとしたスリル”が話題になっているといいます。