ミャンマー軍トップを首脳会議に招待せず
ASEAN=東南アジア諸国連合は16日、今月下旬の首脳会議に、クーデターを主導したミャンマー軍のトップを招かないことを正式に発表しました。
16日に発表されたASEAN外相会議の議長声明では、ことし4月の首脳会議で合意したミャンマー軍による暴力の停止や、軍と民主派の対話を仲介する特使の派遣など「5つの項目」に進展がないと指摘しました。
その上で、前回の首脳会議に出席したミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン総司令官を今月下旬の首脳会議に招くことに合意が得られなかったとしています。代わりに、外務省の高官が出席するものとみられます。
ASEANは今月、特使をミャンマーに派遣する計画でしたが、軍側がアウン・サン・スー・チー氏らとの面会を拒否していました。
ASEANが今回強い態度に出たことで、ミャンマー軍側がどのような対応を取るかが次の焦点です。