アメリカのＩＴ大手フェイスブックは１７日、「メタバース」と呼ばれる仮想空間の開発のため、今後５年間でＥＵ＝ヨーロッパ連合域内の人材１万人を採用すると発表しました。

「メタバース」は仮想現実や拡張現実などの技術を使ったインターネット上の仮想空間で、アバターを通して交流できるものです。フェイスブックは１７日、この開発のため、今後５年間でＥＵ域内の高度なＩＴ技術を持った人材１万人を採用すると発表しました。

フェイスブックはＥＵについてプライバシーの保護など新たなルール作りで「先行していて重要な役割を持っている」としています。

ただ、フェイスブックは個人情報の収集などでＥＵと対立しており、雇用を進めることで貢献をアピールする思惑もありそうです。

メタバースをめぐってはマイクロソフトなどＩＴ各社で開発が加速しています。