バイデン氏“米露首脳会談”余地あり…米バスケ選手の“解放交渉” など条件
ロシアのラブロフ外相は11日、来月、開かれるG20首脳会議の際にアメリカから提案があればプーチン大統領がバイデン大統領との首脳会談を検討する用意があると述べました。
ラブロフ外相「私たちは何度も述べている通り会談を決して拒否していない。そしてもし(アメリカ側から)提案があればそれを検討する」
ラブロフ外相は11日に放送されたテレビ番組で、司会者から「G20首脳会議にあわせて米露首脳会談は行われるか」と聞かれ、このように答えました。ただ、現時点でアメリカ側から公式な提案は受けていないとしています。
一方、アメリカのバイデン大統領は、CNNの単独インタビューで、首脳会談について問われ、「彼に会うつもりはないが、もしG20の場で私のところにやってきて、ブリトニー・グライナー選手の解放について話したいというなら会うだろう」と述べました。
ロシアで拘束されている女子バスケットボール選手の解放交渉を行うなら、首脳会談の余地があるとの考えを示したものですが、「彼は戦争犯罪をおこしている。今、彼に会ういかなる正当性もない」とも述べています。