米テキサス銃乱射 警察対応は「組織的な失敗」調査報告書を公開
アメリカ・テキサス州の小学校で、ことし5月男が銃を乱射し児童ら21人が死亡した事件で、警察の対応は「組織的な失敗」だとする調査報告書が公開されました。
この事件をめぐっては、男が校舎内に侵入してから警察官が教室に突入するまでに1時間以上を要したことなどが問題視されていました。
テキサス州議会は17日、調査報告書を公表し、376人の警察官らが現場にかけつけたものの誰も指揮をとらなかったとして、「組織的な失敗で極めて稚拙な意思決定が見受けられた」と指摘しています。
そのうえで、「救助まで時間がかからなければ、助かった犠牲者がいた可能性がある」と付け加えています。
また事件当時、小学校と外部をつなぐ3つのドア全てに鍵がかかっておらず、外部からの侵入が可能だったことなど複数の問題があったと指摘されています。