米ヤフー中国撤退「環境厳しくなっている」
アメリカのインターネット大手「ヤフー」が中国から撤退しました。「ビジネスや法的な環境が厳しくなっているため」としています。
ヤフーによりますと、今月1日付で中国本土からの一連のサービスへのアクセスを停止したということです。
ヤフーはすでにここ数年、中国での事業規模を縮小してきていて、撤退の理由についてはNNNの取材に対し「中国におけるビジネスや法的な環境が日に日に厳しくなっているため」と明らかにしています。
中国政府は、今月1日に個人情報の海外への持ち出しを厳しく制限した「個人情報保護法」を施行するなど、IT大手への統制を強めています。10月にはアメリカのマイクロソフト傘下の「リンクトイン」も中国版の交流サイトを年内に閉鎖すると発表していました。