中国「輸入博覧会」TPP加入に向け弾みを
中国の市場開放を世界にアピールする「輸入博覧会」が開幕しました。中国としては、TPP(=環太平洋経済連携協定)の加入に向けて弾みにしたい考えです。
この博覧会は、習近平国家主席が力を入れる国家イベントで、120以上の国と地域からおよそ3000社が出展しました。
H&Mは強制労働が懸念されるとして、新疆ウイグル自治区に関連する取引停止を発表し、今年3月に不買運動が呼びかけられていました。
また中国との貿易摩擦を抱えるアメリカですが、自動車メーカーやスポーツブランドなど国別として最大規模の出展となっています。
開幕式に合わせてビデオ演説した習近平国家主席は中国はWTO(=世界貿易機関)に加盟してからの20年間、市場の開放を進め、ルールを守ってきたと強調。そのうえで現在、申請しているTPPの加入についても「積極的に進めていく」と意欲を示しました。