中国「独身の日」セール 今年は“高齢者”
11月11日は1が4つ並ぶため、中国では「独身の日」と言われ、毎年、ネット通販の大型セールが行われています。今年は高齢者向けの商品が注目されています。
ネット通販大手のアリババが始めた「独身の日」セールは、去年、期間中の取引額が7兆円を超えました。
日本企業の「ユニ・チャーム」が今年、特に力を入れているのが「大人用のおむつ」です。中国では今、急速に高齢化が進んでいて高齢者人口は1億9000万人を突破。2050年には4億人に迫る見込みです。
ユニ・チャーム中国・寺川琢己執行役員「ここ(独身の日セール)で何か月分の売り上げを一気にあげますので、あっという間に500万元(約8900万円)。このままどんどん上がることを(望む)」
中国政府も高齢者の購買力を経済成長の原動力にしようと「ネット通販の講習会」を開くなど後押ししています。今年のセールには世界中から過去最多の29万ブランドが参加しています。