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米中間選挙まで一週間、インフレ批判で民主党劣勢… オバマ元大統領がバイデン大統領に代わり“民主党の顔”として激戦州に

2022年11月1日 11:55
米中間選挙まで一週間、インフレ批判で民主党劣勢… オバマ元大統領がバイデン大統領に代わり“民主党の顔”として激戦州に

アメリカの中間選挙まであと一週間です。最終盤、バイデン大統領の与党・民主党は、激しいインフレ批判で劣勢に立たされています。最新情勢について、矢岡記者のリポートです。

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矢岡記者「超満員の会場の支持者、大歓声に迎えられて、いまオバマ元大統領が入ってきました。劣勢の民主党、切り札として登場しました」

オバマ元大統領「民主主義を救う唯一の方法は、私たちが共に育み戦うことだ。そのために2年前、皆さんはジョー・バイデンをホワイトハウスに送り込んだのだ」

いまだ根強い人気を誇るオバマ元大統領。インフレ批判の矢面に立つバイデン大統領に代わり、「民主党の顔」として激戦州を回っています。

一方、バイデン氏は日本時間1日朝、ホワイトハウスでハロウィーンのイベントを主催。週末は、地元の自宅や別荘で過ごして、応援演説にはほとんど出向かず、自身への批判が候補者に及ばないよう存在感を消しています。

中間選挙の焦点は、議会上院の多数派を民主党が維持できるかどうかです。

民主党としては今年6月、連邦最高裁が中絶の権利を否定し、「権利を擁護する」党の方針に女性や無党派の支持が広がったこと、また、夏場にガソリン価格が下がったことも「追い風」となっていました。

しかし、価格は再び上昇して、中絶への関心は薄れ、複数のメディアは「民主党のピークが早すぎた」と論評しています。

多数派維持のカギを握る激戦州では、最終盤、いずれも野党・共和党のトランプ派の候補が勢いづいています。今週以降、トランプ氏本人も連日激戦州を回って、徹底した支持固めを図る方針です。

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