中国 不明テニス選手が“告白否定メール”
中国の女子テニス選手が、前副首相から性的関係を強要されたとSNSで告白したとされる問題で、中国国営メディアは、女子選手がこれを否定したとするメールを公開しました。
今月2日、女子テニス選手の彭帥さんのSNSには、習近平指導部で最高指導部のメンバーだった張高麗前副首相から、性的関係を強要されたとする告白が投稿されました。しかし、この投稿後、彭帥さんと連絡が取れなくなったとして、女子テニス協会などが懸念を表明していました。
こうした中、中国の国営メディアは17日、彭帥さんが「性的暴行の申し立てを含むニュースは真実ではない」「私は安全で、自宅で休んでいる」などと、協会側に伝えたとするメールの内容を公開しました。
これを受けて協会は会長名で声明を発表し、メールを受け取ったことは認めつつも、彭帥さんとは連絡が取れていないとしたうえで、「彭帥さんがこのメールを実際に書いたとは思えない」などとして、重ねて懸念を表明しました。