“大雨特別警報緊急速報メール廃止”白紙へ
気象庁は、大雨特別警報を発表したことを住民のスマートフォンなどに直接伝える「緊急速報メール」を、今月28日以降は配信しないと発表していましたが、いったん白紙にする方針を固めました。
大雨特別警報は、「命の危険」を示す警戒レベル5にあたる情報で、住民へのプッシュ通知がなくなることに懸念や批判の声が相次いでいました。
15日、国土交通相から気象庁に対して再考を促すよう指示があり、気象庁は、配信停止についてはいったん白紙にした上で、今後の対応を検討することにしています。
気象庁が大雨特別警報の「緊急速報メール」の配信を取りやめると発表した背景には、緊急速報メールのシステムの更新に約3億円かかり、予算繰りがつかないという財政的な問題があります。