アメリカとロシアの外交当局は２日、バイデン大統領とプーチン大統領による首脳会談が、近く行われるとの見通しを示しました。

アメリカのブリンケン国務長官は、訪問先のスウェーデンでロシアのラブロフ外相と会談し、その後の会見で両首脳が近く会談するとの見通しを示しました。

ブリンケン国務長官「会談内容をそれぞれ大統領に報告する。彼らは近く対話する機会があるだろう」

一方、ロシアのリャプコフ外務次官も「首脳会談が数日以内に行われることを期待する」と述べました。会談はオンライン形式で行われるものとみられます。

ロシアをめぐっては、ウクライナ国境に軍の兵士を集結させる動きを欧米諸国が非難していて、米露両国のトップ会談で、緊張緩和につなげられるかが焦点です。

２日の外相会談でブリンケン長官は、ラブロフ外相に対し、ウクライナに侵攻すれば、「深刻な結果を招く」と警告、部隊の撤収を強く求めました。