プーチン大統領“CO2実質ゼロ”目標示す
プーチン大統領は13日、ロシアで排出される二酸化炭素を実質ゼロにするカーボンニュートラルについて、2060年までの達成を目指し努力する考えを示しました。
プーチン大統領「ロシアが事実上カーボンニュートラルを達成するよう努力する。我々は具体的な目標を掲げる。遅くとも2060年までだ」
ロシアは天然ガスなどエネルギーの輸出大国で、二酸化炭素の排出抑制には消極的だとみられていましたが、プーチン大統領としては具体的な目標を掲げることで“脱炭素”を目指す姿勢をアピールした形です。
天然ガスをめぐっては、ヨーロッパでの価格が高騰し問題となっていますが、大統領は、ヨーロッパへの追加供給を協議する用意があると強調しました。その上で、ロシアがエネルギーを外交の武器として使っているという指摘に対しては「ナンセンスだ」と否定しました。