ダライ・ラマが謝罪声明 少年に口づけ舌吸うよう促す動画が拡散
チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は、自らの舌を出し少年にそれを吸うように促す動画がインターネット上に拡散したことを受け、10日、謝罪の声明を出しました。
2月に行われたチベット仏教の集会の映像で、ダライ・ラマ14世が少年に抱擁をするなどしています。インターネット上では、ダライ・ラマ14世がこの少年の唇に口づけした上で自らの舌を出し、それを吸うように少年に促すような映像が拡散していて、批判が高まっています。
事態を受け、ダライ・ラマ14世の公式SNSは10日、「少年やその家族らに謝罪したい」「後悔している」などとする声明を出しました。声明ではまた、「ダライ・ラマは無邪気な冗談として人々をからかうことがよくある」と釈明しています。
チベット仏教や文化について日本で広報活動を行うチベットハウスの担当者によりますと、「チベットでは昔、人に会うときにあいさつとして舌を出すことがあった」ということですが、今回の行動がこうした文化に基づくものかはわからないということです。