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スペインの島で50年ぶり噴火 灰が町を…

2021年12月16日 20:53

スペインのラパルマ島では9月に火山が50年ぶりに噴火し、多くの人が避難を余儀なくされました。噴火の影響による地震は85日間続き、今月13日にやっと収まりました。溶岩に襲われた街で、地元の警察などが立ち入り禁止区域の調査を開始しました。

スペイン領カナリア諸島のラパルマ島。空から撮影した映像では、島を広く覆い尽くす黒い部分が。これらは、溶岩や火山灰です。

今年9月、ラパルマ島の火山が50年ぶりに噴火しました。流れ出た溶岩が街を襲い、多くの人が避難を余儀なくされました。

ロイター通信によりますと、噴火の影響による地震は85日間続き、今月13日、ゆれが収まったということです。

これを受け、地元の警察などは立ち入り禁止区域を調査しました。街の中にある車はボンネットの上まで火山灰に覆い尽くされ、家の内部は黒く焼け焦げていました。

ロイター通信によりますと、少なくとも2910軒の建物が破壊され、島の主要な生計手段であるバナナ農園も被害を受けているといいいます。

また専門家らは、「必ずしも噴火が終わりに近づいているものではない」と慎重な見方を示しているということです。